お役立ち情報 - チケットforLINE Hybrid | 株式会社ICのチケット販売・管理システム

LINEを活⽤し、市⺠が使いこなすチケットのデジタル化を⽬指す〜恵那市⽂化振興会様

作成者: Admin|Sep 1, 2025 3:00:00 AM

公益財団法⼈ 恵那市⽂化振興会 様

所在地 岐⾩県恵那市⻑島町中野414-1(恵那⽂化センター内) 
恵那市⽂化振興会様は、恵那市の外郭団体として委託を受け、様々な⽂化事業を⾏ってい
らっしゃいます。恵那市の地域全体における幅広い⽂化活動を担っており、恵那⽂化セン
ターで様々なジャンルのイベントを開催しています。

この度、恵那市⽂化振興会様が主催するイベントのチケット販売にチケットfor LINE Hybridが導⼊されました。導⼊前の課題から、導⼊後の変化まで、詳しくお話を伺いました。 

 

お話を伺った方

公益財団法⼈  恵那市⽂化振興会  事務局⻑  ⾦森 様

 

目次

1.チケットfor LINE Hybrid 導入前の課題
2.チケットfor LINE Hybrid 導入の決め手
3.チケットfor LINE Hybrid 導入後の変化
4.チケットfor LINE Hybrid に期待すること 
5.取材を終えて

 

1.チケットfor LINE Hybrid 導入前の課題

進まないオンラインでのチケット販売とスタッフの苦労を解決するために

ー「チケット for LINE Hybrid」の導⼊前の状況からお聞かせください。具体的に、以前はどのようにチケットを販売されていたのでしょうか。

導⼊前は、主に窓⼝での直接販売と、電話応対による販売が中⼼でした。ご希望があれば郵送でのチケット送付も⾏っていましたが、これは⾮常に⼿間がかかる作業でした。

私たちがイベントを開催する⽂化会館の客層は、⽐較的⾼齢の⽅が多いという特徴があります。
そのため、オンラインでのチケット購⼊やキャッシュレス決済の導⼊がなかなか進まず、実際に試しても利⽤率が⾼くならないという状況でした。⼤⼿プレイガイドも利⽤していましたが、利⽤率は伸び悩んでいましたね。 

ーイベントの告知はどのようにおこなっていたのでしょうか。 

私たちは、他の⽂化会館のように「友の会」のような会員システムを導⼊しておらず、特定の固定客層に対して公演の案内を⾃動的に⾏うという仕組みがなかったんです。

なので、イベントの告知については、チラシはもちろんですが、⾃治体の広報誌や市⺠メール、アプリ、ホームページ、そして地⽅新聞なども活⽤していました 。 

ーチケット販売における課題はありましたか?また、お客様からチケット販売⽅法に関する要望はありましたか?

地域の⽅々が購⼊しやすいようにと、地域の事務所や⼩さな商店、スーパーなどでもチケットを取り扱ってもらっていたのですが、これが私たちスタッフにとってなかなか⼤変でした。チケットの設置や、販売⾦の回収のために各店舗へ出向く必要があり、⾮常に⼿間がかかっていましたし、地域の店舗にお願いする側としても、少々⾯倒なことを依頼しているような感覚があったのです。

お客様からオンライン販売について具体的な強い希望があったわけではないのですが、「あったらいいな」という漠然としたニーズはあったかもしれません。しかし、これまでの販売⽅法でもなんとかなっていたため、なかなか新しいシステム導⼊には踏み切れていなかったのが実情でした。 

2.チケットfor LINE Hybrid 導入の決め手

近隣施設の事例も後押しに!決め⼿は「LINE」と「コスト」

恵那市⽂化センター 外観

ー窓⼝や郵送対応の⼿間、ご⾼齢者層へのオンライン普及の難しさ、そして地域店舗での販売管理の負担など、多くの課題があったのですね。そうした中で、どのように新しいチケットシステム導⼊の検討を進められたのでしょうか。 

恵那市⾃体がICT推進に⾮常に積極的で、特にコロナ禍によってその動きが加速しました。

元々、オンラインでのチケット販売を実現したいという意向は持っていました。他社のシステムも検討しましたが、やはり利⽤率の低さや、わざわざ会員登録をする⼿間がお客様にとってネックのようでした。

ー 「チケットfor LINE Hybrid」を選ばれたポイントは何だったのでしょうか。

導⼊の決め⼿となったポイントはいくつかあります。まず、LINEが中⾼年層にも広く使われている点です。新しい会員登録が不要で、普段使い慣れているLINEから⼿軽にチケットを購⼊できるというのは、当館の主要な客層にとって⼤きなメリットだと感じました。

次に、オンライン決済が可能であること。そして、電⼦チケットとしてQRコードで⼊場できることですね。これまでは、直接購⼊か郵送で物理的なチケットが必要でしたが、QRコードでスムーズに⼊場できることは、お客様の⼿間を減らすだけでなく、イベント当⽇の運営側にとっても効率化に繋がると考えました。

さらに、このシステムを知ったきっかけは、先ほど申し上げた⼟岐市さんの事例でした。

そして、決定的な決め⼿となったのは、⼿数料が⾮常に低価格で、初期費⽤(イニシャルコスト)がかからないという点でした。私たちのような⾃治体直下の財団法⼈では、予算の確保が容易ではないため、維持コストがかさむシステムは導⼊が難しいんです。低価格で⼿軽に始められるという点は、予算上の⼤きなハードルをクリアする上で不可⽋な要素でした。

LINEを通じて⾃動的に情報配信ができることで、今までなかった固定客層へのアプローチが可
能になる点も魅⼒的でしたね。

3.チケットfor LINE Hybrid 導入後の変化

チケット預け⼊れ・集⾦業務が削減され、業務改善を実感

ファミリー向け公演の様⼦

ー導⼊後に開催されたイベントについてお聞かせください。「チケット for LINEHybrid」での販売状況はどうでしたか? 

導⼊後のイベントですが、動員数はホールのキャパシティに対して8割程度の⼊りでしたが、チ
ケットfor LINE Hybridのおかげで、お客様が買いやすい状況になったと感じています。

ファミリー層向けのイベントでは、特にLINEでの購⼊が⾮常に伸びました。動員に対して、LINE経由での販売が約3分の1と、当館での直接販売とほぼ同じくらいでしたね。オンライン決済の需要が⾼まり、ファミリー層も獲得できるようになってきた実感があります。 

ー イベントでのシステムの使い勝⼿はいかがでしたでしょうか。

スタッフ側は、導⼊前はQRコードの読み取り時に問い合わせが増えたり、混雑したりすることを想定して構えていました。しかし、実際にイベント当⽇は、数件の⽅が読み取りに⼾惑われた程度で、あとは⾮常にスムーズに進⾏しました。QRコード読み取りシステムやアプリにも障害がなく、⼤きなトラブルは⼀切ありませんでした。お客様を少しお待たせする場⾯があっても、名簿で確認する程度の作業で済んだので、スタッフの負担は想定よりもはるかに少なかったです。

お客様からは、特に不満の声は聞いていません。購⼊前の決済でうまくいかなかったという問い合わせは多少ありましたが、これはシステム側の問題ではなく、購⼊者側の操作によるものがほとんどでした。全体的に、お客様も「使いやすくなった」「⾜を運びやすくなった」と感じてくださったのではないでしょうか。

ー導⼊後、どのような変化を感じましたか? 

何よりも⼤きかった変化は、導⼊前の課題でもお話しした、地域の⼩さな店舗へのチケット預け⼊れと、それに伴う集⾦・回収業務が不要になったことです。

直接販売以外の販売⽅法がLINEに統⼀されたことで、この⾮常に時間と⼿間がかかっていた業務が丸ごと削減され、スタッフの業務改善において最も⼤きな変化だと感じています。チケットの管理も集約でき、地域店舗への依頼という負担もなくなりました。

4.チケットfor LINE Hybrid に期待すること 

システムを使いこなし、将来的には全体の座席状況を一括管理したい

ー今後、システムをどのように活⽤していきたいか、新しく試してみたいこと、またシステムに期待することなどがあれば、ぜひお聞かせください。 

現在は、最低限の座席管理に留まっていますので、今後は団体購⼊の管理や、他のプレイガイド
で販売したチケットの配券管理もシステムで⼀括して⾏えるようになればと考えています。今LINEで購⼊された⽅のみをシステムで管理している状況ですが、システムを使いこなし、将来には全体の座席状況を⼀括で管理できるようになれば、さらに便利になるだろうと思っています

50代以上のお⺟様世代のスタッフが操作していることもあり、便利な活⽤⽅法があれば、都度
情報を提供いただけると⼤変ありがたいです。

ーかしこまりました。システムを最⼤限にご活⽤いただけるよう、今後もフォローさせていただきます。わからないことがあればいつでもご連絡くださいませ。本⽇はお忙しい中、誠にありがとうございました。 

 

5.取材を終えて

恵那市⽂化振興会様が「チケット for LINE Hybrid」を導⼊された背景には、⾃治体としてのICT推進の強い意向と、地域の⾼齢者層にも使いやすいシステムを求める切実なニーズがあったとのこと。そのニーズに対し、「チケット for LINE Hybrid」を選んでいただけたことは⼤変嬉しく思います。さらに皆様のご負担が軽減されるよう、システムの改善及びサポートを⾏ってまいりますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

恵那市⽂化振興会様のさらなるご発展を祈念いたします。
この度は貴重なお話をありがとうございました。