イベントを開催する際は、タイトルの是非によって集客率が左右されることに注意が必要です。
本記事では、集客率を引き上げるイベントタイトルの考え方を紹介します。基本の考え方や付け方の一例、定期イベントで考えるべきポイントなどを解説するため、しっかり確認して事業に活用しましょう。
イベントのタイトルの付け方によって、集客率を引き上げることが可能です。限られた文字数のなかで人々の興味をひきつけられるようなタイトルを考えるには、タイトルを付ける方自身のセンスが重要だといえます。
しかし、そのような独自のセンスがある方ではなくとも、イベントタイトルの基本的な考え方や集客率を引き上げるポイントを知っていれば、イベントの集客に役立てられるでしょう。
それでは、イベントタイトルの基本の考え方について、詳しくチェックしていきましょう。
イベントのタイトルは、見ただけでおおよその内容がイメージできるようなものがおすすめです。内容がイメージできないタイトルでは、イベントの魅力が伝わりません。
また、タイトルとイベントの中身がかけ離れていないことも重要なポイントです。イベントの中身とかけ離れてしまっているタイトルをつけると、主催者と参加者の間で認識のずれができてしまいます。
たとえば、「世界のグルメフェスタ」と銘打ったイベントであるにもかかわらず、外国の料理がほとんどなくて日本の料理ばかりであるなどです。このような実際のイベント内容と異なるタイトルでは、参加者の期待を裏切ってがっかりさせてしまうでしょう。
ただし、わかりやすさだけを考えてイベントタイトルをつけると、説明的であまり惹かれないものになってしまいかねないため注意が必要です。
イベントのタイトルを考える際は、言いやすくて覚えやすい、キャッチーなネーミングを考えましょう。注目を受けやすいキャッチ―なタイトルは人の記憶に残ります。
たとえば、ダジャレなどをタイトルに取り入れるのは、よく使われているおすすめの方法です。記憶に残りやすくなること、ユーモアを感じて少し笑えることなどにより、集客力をアップさせることにつながる可能性があります。
イベントのタイトルの付け方には、さまざまな手法があります。タイトルの付け方の例は以下のとおりです。
・ 対象者/ターゲットをわかりやすく提示する
・ 参加して得られるものをタイトルに加える
・ 「参加費無料」などの言葉で参加のハードルを下げる
・ 定番の要素をタイトルに加える
・ スタンダードな形に当てはめる
それぞれ詳しくチェックしていきましょう。
イベントタイトルを付ける際、対象者やターゲットとなる方をわかりやすく提示するという方法があります。これにより、ターゲットに「自分向きのイベントだ」と感じてもらいやすくなるのです。
参加者から見ると、イベントに行くかどうかを検討する際、「参加してはみたものの、自分はターゲットではなかった」とならないかが不安になります。そのため、ターゲットがわからないイベントには参加をためらってしまいがちなのです。あらかじめターゲットをわかりやすく提示しておくと、参加者の不安を取り除けます。
イベントに参加するメリットがあることを伝えるために、参加して得られるものをタイトルに加えることもおすすめです。イベントの魅力が伝わりやすくなり、参加したいと感じてもらえるようになります。
またターゲットに関しては、誰に向けたものかを明記するだけではなく、その方がどのようなことを知りたいのかなどの欲求を理解するのがおすすめです。そのうえで、その欲求を満足させられることがわかるタイトルをつけると、参加してもらいやすくなるでしょう。
イベント自体が魅力的であったとしても、参加のハードルが低いと感じなければ行動に移しにくいものです。そのため、誰でも気軽に参加できるイベントであることを伝えられるようなタイトルにするという手法もあります。
たとえば、「参加費無料」などの言葉を使うと、参加のハードルを下げられるでしょう。無料であることは訴求ポイントでもあるため、お得に感じて参加してもらいやすくなるというメリットもあります。
イベントのタイトルを考える際に、定番といえる要素から考えていく方法を使うのもおすすめです。定番の要素とは、先述した内容も含みます。たとえば、イベントの主な内容やターゲット、参加者にとってのメリット、権威性のあるワード、わかりやすい数字などが定番です。
これらをタイトルに加えて組み合わせることで、参加者にアピールできるタイトルに仕上がります。
それぞれの要素をスタンダードな形に当てはめると、イベントのタイトルを考えやすいです。イベントタイトルの定番の構造は「装飾+名称+種別」で、さらに「付帯要素」をプラスすることもあります。
定番の構造で使われているのは、以下の要素です。
・ 装飾:キャッチコピーや感動詞など
・ 名称:コンテンツ名や競技名など
・ 種別:〇〇展、フェア、フェスタ、大会など
・ 付帯要素:第〇〇回、in 〇〇など
つまり、イベントのコピーやコンテンツが決まってさえいれば、これらの要素をおさえるだけで簡単にイベントタイトルを決めることができます。。
先述したイベントのタイトルの考え方は、はじめて開催するイベントなどで一から考える際に使えるものです。単発ではなく定期的に実施しているイベントのタイトルを変える際には、以下のポイントを考えるようにしましょう。
・ イベント内容の変更が的確に伝わるタイトルかどうか
・ ターゲットが惹かれるようなタイトルかどうか
それぞれ詳しくチェックしていきましょう。
イベント内容の変更があった場合には、その変更が的確に伝わるタイトルかどうかを考えながら決めるのがおすすめです。開催する場所や時期などが変わったならば、内容が変更された部分を反映させます。たとえば、「ウィンター〇〇カーニバル」を「サマー〇〇カーニバル」に変更するなどです。
イベントの固定ファンが一定数いる場合には、「旧:〇〇」や「〇〇が△△として生まれ変わりました!」などの表記をすると、以前の顧客を誘導できます。ただし、あまりにも以前の内容から変わっている場合には、期待はずれだと思われてしまう可能性があることに注意しましょう。
何度も開催しているイベントで、内容の変更はなくともテコ入れのためにタイトルを変更したい場合があります。この場合、同じ意味であっても表現次第で反響が異なる可能性があるため、タイトルの要素を言い換えてみると良いでしょう。参加者のアンケートの自由記入欄や集客したい層に馴染みが深い表現などをチェックすると、訴求しやすい表現にできます。
テコ入れをしたい場合には、以下の3つの戦略を意識しましょう。
・ 変化を際立たせるために、いままでと全く違うタイトルをつける
・ あえて以前からのタイトルと似たような語感や雰囲気にする
・ タイトルは同じまま、何らかのワードを追加する
ただし、過去に何度もイベントを開催 実績があるならば、以前の参加者がイベントをイメージしやすいです。このような「認知資産」を有する定期イベントであれば、タイトルを変えないほうが良いかもしれません。
独自のネーミングセンスがある方ではなくとも、イベントタイトルの基本的な考え方や集客率を引き上げるポイントを知っていれば、イベントの集客に役立てられます。イベントタイトルの基本的な考え方において重要なポイントは、イベントの内容がイメージできるタイトルにすることと、言いやすくて覚えやすいタイトルにすることです。
イベントタイトルの付け方一例や、定期イベントのタイトルを変える際に考えるべき2つのポイントなどを理解して、実際のイベント運営に活かしましょう。
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