イベント告知・集客にインスタグラムを活用しよう!メリットや注意点を紹介
コラム
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近年、各方面で急速に導入が進んでいる電子チケットの種類やメリット・デメリットについてご紹介します。
新型コロナウイルスは、人の接触を減らせば蔓延を減速させることが分かり、対人距離を考えた「新しい生活様式」へと変化しました。紙チケットを使用している事業者様は、電子化の対応を求められたり、このタイミングでチケットのデジタル化を進めてみようと考えている方々も多いことでしょう。
今回は、①「電子チケットとは?」②「チケットの種類と活用法」③「電子化のメリット・デメリット」をポイントにご説明します。
当ページでは、“電子チケット”と表記していますが、“デジタルチケット(デジチケ)” “オンラインチケット” “eチケット(エレクトロニック・チケット)” など様々な呼び方があります。従来の紙チケットをデジタルデータ化にし、お客様のスマートフォンに直接届くチケットのことです。つまり、スマートフォン自体がチケットになるので、イベントや公演のチケット申込みやお支払い、チケットの受取り、そして入場まで1台のスマートフォンだけで完結させることができます。
電子チケットは、メールやSNS、専用アプリ等を経由してお客様に届けられます。通常、QRコードやバーコードを入場時にかざして読み取ることが多いですが、専用アプリの場合、スタッフがお客様のスマホ画面をタップしたり電子スタンプを押したりして入場受付をするパターンもあり、導入するチケットシステムによって異なります。
◆ 1回券
1回券は、例えば、博物館・美術館や遊戯施設、ライブ・コンサート、イベント等でシンプルに1回だけ入場可能なチケットです。来場者数や月ごとの売上を把握しやすいチケットになります。
◆ 回数券
回数券は、施設・店舗を複数回利用するお客様用に作られ、回数券の方がお得な価格設定にしていることが多いので通いやすくなります。事業者様にとっては、お客様にまとめて購入頂くことで事前に回数分の収益を得ることができます。また、複数回の来店が見込めるので、リピーターや固定客に繋がります。主に、エステ等の美容サロン、ジム・スポーツ施設、入浴施設などで活用されています。
◆ 定期券
定期券は、有効期限内に何度でも利用できるチケットのことです。サブスクリプション(サブスク)と呼ばれることもあります。回数券同様、お客様に事前購入頂くので収益を確保できます。1カ月使い放題としてヨガやパーソナルトレーニング、セルフエステなどで使用されています。
◆ 時間制チケット
時間制チケットは、入場・利用できる日時を指定するチケットです。新型コロナウィルス感染予防対策の一環として導入される事業者様が増えてきました。時間制チケットの販売は、入場者数をコントロールすることで3密回避ができ、お客様とスタッフに安心・安全の環境を提供します。博物館・美術館や水族館等、エンタテイメント施設に多く導入されています。
現在も紙チケットを発行されている事業者様は多いと思います。チケットを電子化することで、どのようなメリットとデメリットがあるのか挙げてみましょう。
電子チケットには、事業者様だけでなくお客様にとっても、紙チケットでは得られないメリットがたくさんあります。
◆ ペーパレス化
紙チケットを電子化する事でペーパーレスとなり、用紙代や印刷代のコスト削減。在庫をかかえる必要もなく場所をとる事もありません。
◆ 業務効率化
紙チケットでは必然的に行われていた、配券やもぎり作業が軽減されます。また電子チケットの場合、販売枚数や当日の来場者数も自動管理されるので、動員数・売上報告書が簡易に作成できます。
◆ スムーズな入場
チケットを持っていても、入場が混雑し時間がかかることがあります。電子チケットは、入場処理の人為的作業が減り、より効率化・高速化されます。またシステムによっては非接触入場も可能なため、コロナ対策にもなります。
◆ 窓口購入の混雑回避、24時間いつでも購入が可能
店舗・施設の営業時間を気にせずに24時間購入ができます。事前決済の為、窓口購入するお客様の混雑回避にもなります。
◆ 配送不要・発送作業軽減
事業者様にとっては、チケットを発券・発送手配の手間がなくなり、お客様にとっては配送料の負担や配送時間に合わせて家で待機したりする必要もありません。
◆ 紛失・チケット忘れが軽減
紙チケット販売は、購入履歴を残せない場合も多く再発行が難しい為、トラブルの要因になり得ます。昨今、スマートフォンは、生活必需品となり日頃から肌身離さず持ち歩きます。電子チケットはスマートフォンを持つことで常時チケットを持参している状態になるので、大切なチケットを忘れたり、無くしたりするリスクを軽減させます。
デメリットとして考えられる事としては以下になります。
◆ 半券という記念品を残せない
お客様の中には、オリジナルデザインの半券を手元に記念に残したいという方がいます。電子チケットでは履歴は残せますが、現物としては残すことができません。一部のチケットシステムは、そういった方やスマートフォンを使用しないお客様の為に、デザインされた紙にQRコードを印刷して発券することもできます。
◆ 不慣れで手間に感じてしまう
紙チケットに慣れている人や、スマートフォンの操作が苦手な方にとっては、販売サイトから必要事項を入力して決済するという流れが、“手間”、“良く分からない”、“難しい”と感じてしまい購入に至らないケースもあります。
◆ スマートフォンのトラブル
スマートフォン自体がチケットになり便利なのですが、直前でスマートフォンの破損や充電が切れ、紛失などでチケット情報が確認できないというトラブルがあります。その場合は、購入者情報とチケットIDを紐づけて確認し対応することができます。
◆ インターネット回線混雑とシステムエラー
人気アーティストの場合、インターネット回線が混雑し販売サイトに一時的にアクセスできず、お客様からチケット購入できないとクレームになります。また、入場・イベント当日、専用機器やネット回線のトラブルが発生した場合、入場が遅くなることがあります。
コロナ禍の背景もあり、電子チケットの需要は高くなっており、導入済み、導入検討をしている企業・団体は増えています。電子チケットにすることで、システム化の促進、業務効率化、利便性向上につながり、何より、3密回避と非接触になるので、スタッフやお客様の安心安全の確保になります。また、チケットシステムごとに、搭載されている機能によってメリットデメリットがあり、導入費用も変わってきます。各店舗・施設と客層にあったシステムを見つけ、電子化を進めてみるのは如何でしょうか。
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