レンタルスペースでイベントを開く前に知っておきたい注意点と準備すべきこと
コラム
営業時間 09:00~17:00(土日祝日除く)
インターネット全盛のこの時代において、ネット上で集客をするにはX(旧Twitter)などのソーシャルメディアやネット広告の掲載など多種多様な方法があります。
この記事では集客をするためのツールの一つ「LINE公式アカウント」について、メリットや使い方などを解説していきます。
イベントの開催者さま、PR担当者さまは、この記事を参考に信頼性と訴求力の高い「LINE公式アカウント」をぜひ使ってみてください。
目次
参照元::LINEヤフーforBusiness
「LINE公式アカウント」とは、LINEの運営会社のアカウントではなく「LINE上で各企業・団体の公式が運営するアカウント」のことを指します。
宅急便で有名な「クロネコヤマト」や、アパレルで有名な「ユニクロ」が運営しているようなアカウントを友だち登録しているという人も多いのではないでしょうか。
そんなLINE公式アカウントは、集客において非常に有効です。
LINE公式アカウントには以下3つのプランがあります。
コミュニケーションプラン(旧フリープラン)なら無料で始めることができるため、まずはコミュニケーションプランで始めてみるのがおすすめです。
ここからは、LINE公式アカウントが集客に有効な理由について詳しく紹介します。
LINE公式アカウントを使うことにはメリットが多数あるので、利用を検討しているという方はぜひこの項目でチェックしてみてください。
それぞれのメリットについて詳しく見ていきましょう。
LINE公式アカウントの機能は、利用者に一括でメッセージを配信するだけではありません。画像やテキスト情報を一つにまとめて配信できる「リッチメッセージ」、複数の画像をカルーセルで表示させることができる「カードタイプメッセージ」、動画を配信できる「リッチビデオメッセージ」など、ユーザーの目にとまりやすい配信方法が揃っています。
このような情報配信の他に、以下のような機能も持ち合わせています。
これらの機能は、全て集客に役立てることができます。
LINE利用者の年齢層は幅広く、利用者の数も非常に多いです。普段からメッセージのやり取りなどで慣れ親しんでいるLINEなら、普通は面倒に感じるお問い合わせなどもチャットで簡単にやり取りできるでしょう。その他、LINEでの来店予約やショップカード機能でポイントが貯めやすいなど、イベント開催者にとっても利用者側にとってもメリットが大きいです。
LINEの月間ユーザー数は約9,500万人(2023年6月末時点)と非常に多いです。
利用者の年齢は10代〜60歳以上までさまざまで、都市部でも地方でも偏りなく多くのユーザーが存在するため、LINE公式アカウントを運営することで日本全国のユーザーに情報を届けることができます。
いくらお得な情報を配信しても、そもそもユーザー数が少ないツールを使っていたら非効率的です。ユーザー数の多いLINEを集客に利用することで、ターゲット層に効率的に情報を届けることができるでしょう。
参照元:LINEキャンパス
LINE公式アカウントは、大企業だけでなく、地域のカフェや美容室、飲食店など、規模や業界にかかわらずさまざまな企業が利用しています。
LINE公式アカウントは登録できる規模や業種に特に制限をかけていないため、あなたがどのようなサービス・店を運営していても登録が可能です。
LINE公式アカウントから送ったメッセージは、一般のアカウントから送った場合と同じように通知で表示されます。したがって、すぐにメッセージに気づきやすく、開封率が高いことがLINE公式アカウントの大きな魅力の一つでしょう。
Lステップによると、メールマガジンの開封率は10〜30%、LINEの開封率は60%との調査結果が出ていました。
また、LINE「2021年7月 携帯電話に関するアンケート」によると、LINEのメッセージの開封率は受け取ってすぐが2割、受け取ってから3〜6時間が5割、その日のうちは8割となっています。
日にちを限定したクーポンなど、即時性の高いメッセージを送るのにもLINE公式アカウントは最適なツールでしょう。
LINE公式アカウントは受け手のユーザーにブロックされない限りずっとメッセージを送ることができます。
また、「チャット機能」を使えばユーザーと1:1でのやり取りが可能であるため、他の集客方法に比べて密なコミュニケーションを取りやすいことも特徴です。LINE公式アカウントはリピーターの獲得につなげやすいツールといえるでしょう。
この項目では、LINE公式アカウントを使った集客の流れについて詳しく解説していきます。「解説する前に実際の流れを知っておきたい」「LINE公式アカウントは初めてなので不安がある」「実際に運営する前にもう一度流れを確認しておきたい」という方は、ぜひこの項目を参考にして集客につなげていきましょう。
まずはLINE公式アカウントを開設します。公式サイトから開設できる他、iPhone、Android対応の公式管理アプリ「LINE公式アカウント」から開設することが可能です。自分の持っている端末に合わせて最適な方法を選ぶといいでしょう。
登録はとても簡単で、LINEビジネスIDの登録、必要事項の登録をして、管理画面にログインできたらアカウント作成は完了です。管理画面から基本情報を登録していきましょう。
なお、LINE公式アカウントには「認証済アカウント」と「未認証アカウント」という2つの種類があり、大手企業のアカウントはほとんどが認証済アカウントとなっています。
未認証アカウントは審査不要ですぐに作成できますが、認証済アカウントは一定基準の審査を通過することで取得でき、LINEの関連サービスにクーポンを表示できたり支払い方法が増えるなどのメリットがあります。
LINE公式アカウントを開設し終わったら、次は運用体制を整えます。
具体的には、まず「あいさつメッセージ」「応答メッセージ」「プロフィール」について設定をするのがおすすめです。特に、あいさつメッセージは友だち登録をして一番目に目に入るメッセージなので、親しみやすいメッセージにするといいでしょう。
また、チケットを販売する業種ならチケットfor LINE Hybridの導入がおすすめです。チケットfor LINE Hybridについては記事の最後に詳しくご紹介するので、ぜひご覧ください。
LINE公式アカウント全般の設定が終わったら、次は友だちを増やす必要があります。
例えば、実店舗を持っている場合は店舗に広告を出したり、既に他SNSを使っている場合は、そこにLINE公式アカウントへの登録案内を載せたりするのも良いでしょう。
クーポンが配信可能な業種なら「友だち登録でクーポン配布」などとアピールすることで、友だち登録してもらえる可能性がより高まります。
友だちがある程度集まったら、「メッセージ配信」機能を用いてイベントやキャンペーン、チケットのお知らせを送るなど、販促機能を活用していきましょう。メッセージを送信することでそのイベントなどの参加数、販売数が向上します。
もちろん運営するアカウントのサービスによっても異なりますが、メッセージを送る時はなるべくフレンドリーな内容の方が好まれます。
LINE公式アカウントを開設して実際に使い始めるまでの流れをご紹介しました。
ここからは、LINE公式アカウントを開設した後に具体的に集客していく方法について解説します。
それぞれのポイントを詳しく見ていきましょう。
LINE公式アカウントは集客性はあるものの拡散性は低めなため、X(旧Twitter)やInstagramなどを併用するのがおすすめです。
また、メッセージの送信可能数に制限があるため、小さいイベントの告知などにはLINE公式アカウントではなく他のSNSを使ってもいいでしょう。それぞれのツールの良さを理解して使い分けるのがおすすめです。
また他SNSではLINEの、LINEでは他SNS告知をすることで、片方の存在しか知らなかった人にもフォローしてもらえたり友だち登録してもらえたりするので活用していきましょう。
上記でもクーポンの配信について少しお話ししましたが、友だちを増やしたいときにおすすめなのが「登録の特典を用意する」という方法です。
例えば、飲食店などで「LINE友だち登録でクーポン100円進呈」とメニュー表などに表記されているのを見たことはありませんか?このように、登録の特典を用意してLINE公式アカウントへの登録を促しましょう。
サービス業などでLINE公式アカウントを使用しており、値引きやクーポンの進呈が難しい場合には「提示でプレゼント進呈」というような形にするのもいいでしょう。メリットを提示するだけで、友だちの数は大きく増加します。
LINE公式アカウントには「オーディエンス機能」と「絞り込み配信機能」という機能があります。
例えばあなたが飲食店を経営しているとして、レディースランチの案内は女性のみに行いたいでしょう。そんな時に活躍するのが「絞り込み配信機能」です。これは性別や住んでいる地域など指定した属性に当てはまる人のみに「絞り込み」配信ができます。
また「オーディエンス機能」では、「以前に配信したメッセージを開封した」などの行動に基づいた絞り込みが行えます。この機能によって、しっかりとメッセージを読んでくれている熱心な人だけにメッセージを送信することも可能です。
LINEVOOMは、主に動画コンテンツ(写真・テキストも可)を投稿できるサービスのことで、LINEのアプリ内から利用することができます。LINEVOOMを活用するとトーク画面のメッセージだけではなく動画コンテンツを使った宣伝ができますよ。
他のサービスでは「X(旧Twitter)」や「TikTok」に近い使い心地だといえるでしょう。一般のアカウントだけでなく公式アカウントも投稿することができるので活用してみてください。
LINEVOOMのユーザーからは、「いいね」「コメント」「シェア」の3つの反応を受けることができます。目にとまりやすいコンテンツを投稿すれば、どんどんシェアされて拡散性が高いという点がメリットです。
リピーターを育成するためには継続的に情報を配信することが大切です。友だちのユーザーに「メッセージが来たら開く」という行動を意識させることで、より多くのメッセージを見てもらうことができます。
また、集客につながった顧客の反応を分析するのも大切です。「どのような顧客がどのようなメッセージを見ているか」という情報をつかめば、より効率的に集客をすることが可能になるでしょう。
上述した「ターゲティング」にもつながるところがあるので、併せて確認してください。
LINEで集客をするためには問い合わせ機能を整えることも大切です。一方的に情報を配信するだけではなく、利用者が何か疑問に感じたときなどに迅速に対応することで信用にもつながるでしょう。
LINE公式アカウントの「チャット機能」を使えば1:1での会話が可能になるため、そこで問い合わせを受け付けることができます。
また、LINE公式アカウントとその友だちが無料で音声通話をできる機能「LINEコール」の利用を検討してもいいでしょう。「ライトプラン」「スタンダードプラン」なら、着信を店舗の電話など任意の番号に無料で転送することができます。
LINE公式アカウントを運用する際にはいくつか注意すべき事柄があります。
これらに気を付けないと集客性が減少してしまう恐れがあるので、これからLINE公式アカウントを開設する予定のある人は気を付けましょう。
「クーポンにつられて友だち登録をしてみたけど、通知がうるさくてブロックした」なんて経験をした方も多いのではないでしょうか。
ブロックされると、当然この先送るメッセージは見てもらえなくなってしまいます。ブロックされないように気を付ける事柄はいくつかありますが、一番重要なことは「適切な時間・頻度で配信することを心掛ける」こと。
また、配信内容があまりにくだけすぎたテキストの場合や興味が全くわかない情報の場合もブロックされやすいです。ユーザーのターゲティングや自身の企業のブランディングをしっかりと行うことも大切です。
上の項目で配信頻度について言及しましたが、最適な配信頻度とはどれくらいなのでしょうか。答えは「週に1〜2回程度」です。特に大きなイベントなどがないならば週に1回で良いでしょう。反対にイベントなどを頻繁に開催しているならば、週に2回が最適である場合もあります。
これらの配信はアクティブユーザーに送る「セグメント配信」にして、「全ての友だちに配信」の頻度は、月1回程度がおすすめです。配信が多すぎるとブロックされる可能性が高くなるので、配信する頻度には特に気を付けましょう。
極端な話ですが、就寝中の夜中3時にメッセージを送るとユーザーの睡眠の妨げになってしまいます。朝早すぎる、夜遅すぎる時間帯には配信しないよう注意してください。
また、企業からのLINE配信は一般的に金曜日の夜は配信が多いとされています。なぜなら土日の集客を狙うためです。したがって、金曜日の配信はメッセージが埋もれやすくなってしまいます。土日の集客を考えていないならば、金曜の夜の配信は避けた方が無難でしょう。
メッセージの内容や集客したい日時にもよりますが、メッセージが埋もれてしまわないように時間をずらす、曜日を金曜日以外に変えるなどの対策が重要です。
LINE公式アカウントで集客・チケット販売をするときには、ぜひチケットforLINEHybridをご利用ください。
LINEと連携できるクラウド型チケット販売管理サービスで、初期導入費と月額固定費が0円という利点があります。かかるのはチケット1枚毎の販売手数料だけなので、手軽に導入できるでしょう。
また、イベント会場の座席図の作成や公演日の日時調整などは、パソコン作業が不慣れな方でも画面上で簡単に行えます。
LINE公式アカウントの分析機能を確認すれば、次回以降のイベントの方向性の決定や集客に活用できるでしょう。チケットfor LINE Hybridのプロモーション機能を使うことで、集客にもつなげやすいです。
LINEで集客したい、電子チケットの販売システムを導入したいとお考えの方は、お気軽にお問い合わせください。
今回はLINE公式アカウントが集客に有効な理由や、具体的な集客の方法についてご紹介しました。
LINE公式アカウントは安価でありつつも「広告」「コミュニケーション」「問い合わせ」を一元管理できる、集客においてとても便利なサービスです。ぜひこの機会に利用を検討してみてください。
また、LINEでチケットを売りたいというときにはチケットfor LINE Hybridの利用をぜひご検討ください。LINEを活用したプロモーションで、あなたのマーケティング活動をサポートいたします。
チケット for LINE Hybirdに関するすべての情報を1冊にまとめた資料です。チケット for LINE Hybridの機能や活用事例を紹介しています。